恋している人を諦めなければいけないとき、
その向こう側には何があるのだろう。
友情?
先日、お土産を渡す約束をすっぽかして、
その翌日、私のうちまでお土産を取りに来た彼は、
私がまだ怒ってるかどうか確かめるように、
「Are we still friends?」
と、言った。
私の胸は痛んだ。涙が出そうなのを必死でこらえた。
「最初から、あなたは私の”友達”であったことは一度もないよ」と
心の中でつぶやいた。
その言葉を飲み込んで、私は、
「さあ、どうかな〜〜?」
と冗談めかして言った。
彼は笑っていた。
だから、私もがんばって必死でおかしそうにくすくす笑った。
私のものにならないなら、私は彼に会いたくない。
私のものにならないなら、そもそも出会いたくなかった。
神様を恨み申し上げたい気分だ。
自分がものすごく恋した人と結ばれなかったとき、
その恋の向こう側には何があるんだろうか?
友情?他人?昔恋した知ってる人?
パズーのようにまっすぐで、少しアシタカのような憂いを秘めた目をした人が
この世の中に存在していて、心を交わす事ができて私は本当に幸せだ。
でも、同時に絶望する。
でも、ここを乗り越えれば、
きっと、今まで経験したことのない
最高に楽しくてセクシーな関係を築ける気がする。
恋の向こう側は、これから。
楽しみだ。
