ハワイに来てから、顔が変わったとよくいわれます。
多分、今、闇を抜け切る最終段階で、
ようやく私の中の光が表に出て来るようになったからなのだと思います。
光が表に出て来るようになった大きなポイントの一つは、
今の私ではなく、”あの頃の闇の中にいた私”が、
ハワイに来られたこと、そしてハワイでいろいろ経験させてもらっていることで、
癒されたんだと思います。
過去の自分が、今になって癒されるというのは、
おかしな表現かもしれませんが。。
”心の傷が癒される”とはどういうことでしょうか?
いろんな褒め言葉をもらうことでしょうか?
これまでのがんばりを承認してもらうことでしょうか?
めいいっぱい愛されることでしょうか?
自然の力を借りて癒されることでしょうか?
それらは傷が癒える過程で必要なものです。
しかし、最終的に必要なのは自分です。
自分で自分を承認することです。
私は、このハワイにやってくるまでの道のりを思うと、
そしてハワイに来てから今までのことを思うと、
”はあ〜、こんな道なき道を一人で進んで、我ながらよくやってるな〜”
と素直に思うんです。
私が上の人達に、挑戦状を送り続け、ハワイへ行かせろ行かせろとうるさいので、
「もう、あの子うざいから行かせちゃって!」と会議の結果そうなったのかは
計り知れませんが、
長年の思い(あがきを)聞き届けてもらい、なんだか得心いったことが一つ。
そして、やっぱりそれは自分の頑張りなしにはあり得なかったと思うので、
あの暗い暗いじとっとした闇の中、もはやこれまでと思いながら、
でも、努力することはやめなかった、光あふれる未来を諦めなかった自分を、
ハワイに来てからようやく抱きしめることができたからだと思っています。
大きな闇を抱えているとき、それが完全に消えるということは難しい。
私の中で、まだしぶとく残っていた闇は、最近ひどく暴れだし、
大切な人を傷つけ、私はその人を失ってしまいました。
でも、その経験から、闇はまた少し薄くなりました。
もう大切な人を失いたくないからです。
生きるとは闇を知る事でもありますし、光ばかりの人もいないはずです。
闇を抱えながら、いかに光りの方へ方へと歩いて行くか、なのです。
どう光りの方へ歩いていくかは、いろんなものを総動員して、
自分の経験から歩き方を習得していくしかないのです。
誰か(または自然)に癒してもらう受動的な癒しは、サポートとして必要。
でも、最終的には、自分の能動的な行動が癒しとなります。
