私には、ずっとずっと夢見ていたことがありました。
どうしてもどうしても欲しいものがありました。
でも、「そんなこと、起こらないのよ。もう若くないんだから現実を見て」と愛ある叱咤激励を何度も受けてきました。それを言った友人達はなにも悪くないのです。私でさえ、「まあ、ありえないよね。。夢ばかりみてこんなに歳をとってしまった」と自嘲していたし。
でも、心の奥底から、「きっとある、絶対ある」と、声は聴こえていました。心の奥底では、ずっと信じていました。きっと出会えること。
でも。。東京では、それはどこにもなかったし、起こる気配さえなかった。毎日はくたびれ果てて、笑顔もなくし、いつも病気で、ただただすぎていくばかりでした。
ハワイに来て一年たっても、それは見えなかった。
何のタイミングかはわからないけれど、それは突然起こりました。私が思い描いていた形ではなかったので、最初は手に入ったことがわかりませんでした。
2014年という年を振り返るとき、私は、涙が出ます。
ご褒美のような年でした。
よく踏ん張った、と思うのです。
自分を信じ続けてくれてありがとうと、過去の自分に言いたいのです。
どんなに破れかぶれでも、どんなに哀れみの目で見られようとも、どんなにさびしくても、どんなにひとりぼっちでも、物理的には見えていない、自分の心の目だけが見ているものを信じる勇気を何年も持ち続けた自分をただただ抱きしめたいです。
とても勇敢だったよ、あたし!
