やはり言葉にならない日々

私の思い描く美しい世界があります。
それは、ずっとずっと私の中にありました。

私は、今、その美しい世界を生きています。
それは、このヘブンリーなハワイで生活しているという物理的な意味ではありません。

私の30代というものは苦難の時代でしかありませんでした。

会社で働くということは、私の中の美しい世界と全く相容れないものばかりだったのです。

でも、現実を生きて行くということはこういうことなんだと。
美しくない世界にまみれながら生活してかなければならない。
それ以外の道はないのだ。
生活していくためには仕方ないんだ、と思い込ませながら、働いていました。
そうしていると、私の中の美しい世界はだんだん薄れていきました。
そんなものは私の逃避の世界でしかなかったのかもしれない。
と思おうともしていました。
でも、腹の奥の方では、”違う”という声がずっと響いていました。
”違う。自分の思い描く美しい世界はあるし、美しく生きて行けるのだ”と。

でも、全くそんな世界は目の前には存在しませんでした。
何をどうしていいのか、本当にわからず、
現実と自分の中の本当とがまったく調和せず、
体調を崩し、入院することもしばしばでした。

私の美しい世界は、ずっと心に思い描いていた美しい人の登場で、
幕が開いた感じなのです。

その美しい人は、こんなことを言ったら、頭がおかしいんじゃないかと思われるんじゃないかと不安がる私の壁を軽々と乗り越え、
私の世界を当たり前のように、ずっと昔から知ってるかのように
自然に歩き回っています。

今起こっていることを、本当に言葉にできるのは、いつになるのでしょうか。

とにかく、私は、とてもつらかったあの頃の自分を
抱きしめたい気持ちでいっぱいです。

よく踏ん張ってくれたと、あの頃の自分に感謝しています。

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