スピッツの、”愛のしるし”という歌に、
いつかあなたには すべて打ち明けよう
という歌詞があります。
誰かを好きになったとき、
自分の全てをわかってもらいたい。
全てを語り尽くしたいって
思うもの。
闇の部分も含めて。
でも、彼は、わたしが打ち明ける前から
全部わかってくれているのが
わかる。
その瞳をみればわかる。
うれしい。
ずっとずっと前から、知ってたね。
ずっと彼を見ていたい。
でも、同時に耐えきれなくて、即座に立ち去りたくなる。
だって、思わず手を伸ばして、
そのまぶたや、頬や、ヒゲや、髪に
触れたくなる衝動を抑えるのに必死だから。
授業中、カフェで、フラを踊ってる時も、
誰かとおしゃべりしてるときも、
彼のことばかり。
夜、テラスで星々を見ながら、
彼に想いを馳せる。
愛してるよ。
愛してるよ。
たぶん、届いている。
だから、彼の戸惑いも感じる。
