英語で深い話ができる理由。

英語は話せますか?
たぶん、最近は多くの人が旅行では困らないくらいに英語は話せるんでしょう。

でも、ネイティブの人と、一歩踏み込んで、語り合えますか?

深い話になって、相手が言ってることがわかっても、
そこでどう何を言って返して良いのかわからず、
Yes、yes,と同意するだけで終わっていませんか?

ハワイは、アメリカ本土とは違って、英語ができなくても生活できます。
全くできなくてもOKと言ってもいいでしょう。
日本語が出来るハワイの人が多いというより、日本人が多いので、
日本語サービスのものが多いからです。
それに、ハワイのロコの人の、つたない英語への理解力はすばらしく、
ちゃんとしたセンテンスを言わなくても、日常生活の会話はたいてい理解してくれます。

でも、込み入った話になれば、どうでしょうか?

ロコと語り合いたい。
そう思いませんか?

私は、帰国子女でもありませんし、インターナショナルな環境で育ったわけではなく、日本の田舎で育ちました。

でも、英語を話すことにとても憧れて憧れて、将来は通訳になるのが中学生のころの夢でした。
なので、英語を勉強すること、英語の環境に居る事に、こだわってきました。

高校生の頃は、英語の歌の歌詞を延々と書いていました。
大学受験のために、英単語をひたすら覚えました。
高校生の頃、英語のテストではいつも一番でした。
グアムにもプチホームステイしました。
大学は迷わず英語学科でした。
でも、大学では、英語を話す環境がなく、全然英会話ができないことにがっかりし、
大学卒業後、コロラド州に留学しました。
約2年です。

この2年間でかなり話す英語は進化しました。
なぜなら、アメリカ本土では、話さない=何もわかっていないバカ、と見なされるからです。
相手が話す英語がわからなくて、聞き返しても、ゆっくり話してくれるようなことは、滅多になかったです。
聞かれたら、そく自分の意見を述べる。
なぜそう思ったかの理由も話す。
これはとてもタイヘンでした。
普段の思考から変えないといけなかったからです。

留学から帰ってきてからも、英語を使える仕事を選びました。
アジアンな会社でしたが、英語が話せなければできない仕事でした。上司との会話は英語でしたし。
その会社で10年間、ビジネス英語を使い続けたのは、とても大きかったといえます。
また、通訳の学校にも一年通いました。

ただ、普段の人と人との深い話は、ビジネス英語ではカバーできません。

私は、自分の考えをすんなり英語で伝えたくて、常に、自分の考えを英語に訳すことをしていました。
常にです。
映画やドラマでそれに似通った台詞がでてきたら、書き留め、覚えました。

思い起こせば、何十年も泥臭く英会話を頑張ってきたんですね。頑張ってきたつもりはないですけれど。

それが、今になって、ものすごい武器になってることを、最近身にしみて感じて、じんわり胸の奥が熱くなります。

なので、英会話というのは、会話しなければいけない環境に身を置くことと、どれだけ伝えたいのか、ということだと思います。

あと、やはり憧れですね。英語を流暢に話すことにとてもとても憧れていたんです。

自分の思いを伝えたくて、一歩踏みこんだ話をしたくて、憧れの自分になりたくて、気づいたら何十年も英語を勉強していたわけです。

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