彼は、きっと、一見、むさっくるしいのだろう。
でも、少し見れば、実はかなりハンサムだ。
なんと言ってもあの瞳の美しさは、息ができないほど。
でも、彼はそんなことは気にも留めていない。
鼻毛がたまに派手に出ている。
ときどきTシャツをめくって顔を拭いてるので、見えちゃうのだけど、
お腹まわりは、かなりタイヘンなことになっている。
メタボ?大丈夫かしら。
おしゃれはまったく気にしていないようだけど、こだわりはある。
帽子とか、色づかいとか、髪型とか。
おしゃれというのが、自分のスタイルを持っているという意味なら、
彼はある意味おしゃれなのだろう。
彼は美しい。
彼を美しくさせているのは、彼の生き方だ。
理想を語る人は沢山いる。
美しい言葉を語る人もたくさんいる。
でも、本当にそれを行動に移して生きている人は、とても少ない。
私は彼と一緒に生きていけたらと思う。
彼だけを見て過ごしたい。
彼の美しい世界の住人になりたい。
でも、それは、現実的に考えて無理なこと。
あのう、ロマンスの神様。
現実的に結ばれるのが難しい魅力的な相手とは
出会わせないでほしいのですが。
そこのところ、よろしくお願いいたします。
この歳で、”あなたの生き方が好き”と、
心の底から思うだけで、手も握れない、ピュアな関係は要らないので。
