うちのクムは本当にカリスマチックだ。
というかカリスマだ。
三歳の頃からフラを習っている彼は、
“I am Hula”と自身でも言っていたように、
まさに”フラの人”、です。
この前のレッスンのとき、あらためてその言葉が浮かびました。
なんとなく彼のオーラが見えたんです。
すごく不思議な感覚で、ちょっとクラクラしました。
クムに満ちている気が溢れていました。
美しかった。
フラはベースとしてテクニックが必要です。
表現するためにはまずベーシックの練習あるのみです。
でも、テクニックじゃない部分というのは、
”クムが発するもの”から吸収していくんだなあと、
クムをぼーっと眺めながら思いました。
そして、こうやってハワイに来られて彼のレッスンを受けられることに
改めて奇跡を感じました。
このホノルルで彼のレッスンを毎週受けられる。。
人は欲張りだわ。
そんな奇跡のようなレッスンにさえ慣れてきてしまう。
クムの存在は大き過ぎて、私は気軽に話したりできないし、生徒も多いので、
私のことなんかクムは気にも留めていないんだろうけど、
この前のレッスンの時、カラアウを使った曲を練習していたとき、
ああ、今日はクムと通じているなあと思ったことがありました。
見本を見せるために、クムが私のカラアウを、”貸して”と来て持っていったのです。
一列目にいたという理由が一番大きいですが、一列目にいるのは私だけじゃありません。
でもなぜか私のカラアウを持っていった。。
そして、私のカラアウで踊った。
そんな小さなこと?
違うと思います。
何かが通じていたから、ふと私のカラアウを持っていった。
私にとってはとても大きな大きな、そして貴重なクムとのコミュニケーションでした。
もっともっとクムを吸収したい。
クムの動き、クムのチャント、クムの気、クムの言葉、クムの目。
一秒たりとも逃すまいと思ったホノルルの夜。
そして、このカラアウは一生大切にします。
