あの夜は、本当に夢のような夜だった。
ハワイでの暮らしというものは、なかなか大変で、
ハワイからブログを発信できなかったのも、
”本当に”いろいろと大変だったから。
本当に。。
いろんなこと、消化できなくて、言葉に落とし込むことができなかった。
でも、あの夜は、ハワイに来て初めて、”書きたい”という欲求にかられた。
というか、一秒たりとも逃さず覚えていたかったから、メモを取りたくなった。
でもそれができる状況ではなく。。
私の目と耳に録音機能が備わっていたらどんなにかよかっただろう。
このまま終わらないで、神様お願い!!と心から願った夜。
こんな夜は、あの時以来だ。
生きていて良かった夜 « ハワイとフラと、アロハニアン
夢のような夜というのは、人生の中で時々だけ、本当に時々だけ訪れるものだ。
それがわかっているから、終わらないでほしいと心の底から願った。
そして、夢のような夜というのは、たいてい、相手側にとってはどうってことないことだ。
あの夜に交わしたことば、約束を、彼はいとも簡単に忘れているだろう。
いい大人な私は、それを話半分以下で聞いて、さらっと流した方が幸せなことを
経験上、重々わかっている。
でも、やっぱりそれが実現しますようにと、毎日、神様にお祈りしたりしている。
ハワイにいても、私は、東京にいた時と同じように、
やりきれないほどに孤独でさびしくて、
泣いて過ごす夜もたくさんある。
この歳になると、色んな事をナナメ目線で見がちだ。
本当は夢を叶えたい。思うような人生を送りたい。愛されたい。
でも、なかなか夢は叶わないし、思いは届かない。
叶わない想いに傷つくことはもう御免なので、
正面からでなく、からだを斜めにして、叶うわけないという前提で
いつでも傷つく事から身をかわせるような体勢を取りながら、
でも夢見ている。
だから、最初は彼の言葉を本気で受け止めないように、
そう言ってもらえただけで幸せじゃないって思おうとしていた。
でも、とても落ち込んでどうしていいかわからなくて悩んでいた私が、
絶妙なタイミングであんな夢のような夜を過ごせたということは、
これから歩んで行く未来は、とても明るいとしか思えない。
目に映るサインはすべて明るい未来を指し示している。
だから、私は、からだをまっすぐに戻し、
少女に戻ったようなピュアな気持ちで、
今夜もまた、お祈りする。
ラブユーオール
