193 ”型”による解放と癒し


アローハ☆

”型”があるからこそ自由になれることがあります。

型通りに行動できる場所を一つつくるといいですよ。
そこに行けば迷う必要がない場所を確保するのです。

”迷う必要がない”というのは、
この上なく自由で、私にとっては大きな癒しとなっています。

世の中には情報があふれ過ぎているし、
選択肢は無数にありそうな気がする。
情報がありすぎて何をしていいのかわからなくなって、
焦りや不安を感じたりすることは多いと思うのです。

だから、型にはめるのです。
情報を限定する、とでも言いましょうか。
情報の範囲を狭めて深める。

そして必要なのは型にはめるだけじゃなく、
型の美を追求すること。

型のある場所

”型”のある場所は、習い事になることが多いのかな。
お作法とかがともなうもの。お茶とかもそうですね。

例えば、フラの場合、
私のお教室ではお教室の決まったルールがあります。
レッスン時の髪型やレッスン着など。
レッスンスタイルもすべて最初から最後までいつも変わらない決まった流れがあります。
まず入室の許可を得るチャントを唱える。
すると、入室の許可を与えるチャントが教室の中にいる先生から返される。
そのあと教室に入り、先生のお祈りからはじまり、
みんなで3つのチャントとお教室の教訓を読みあげる。
その後ストレッチをして全員で立ち上がり、基礎レッスンに入る。

そこに行けば、それ以外のことはないのです。
なので、お教室に入った時点から終わるまで、余分な情報は入ってこないし、
すべての流れは決まっていて、迷いようがないのです。

迷わないでいられるというのは、とても幸せなことだと思いませんか?

型の追求による癒し

踊り自体も”型”です。
このハンドモーションはこう、この動作はこの角度、この高さ。
下がるタイミングはこのときで、という風に基本の”型”があります。

ただ、型があるから簡単、型通りに動かせばいい、というわけでもありません。
なかなか思うように動いてはくれませんし、
型通りに動かしても、ロボットのようではフラにはならないのです。

なのでその型の練習を積み重ねます。
型の美を追求するのです。
この美の追求が癒しにつながる。

必要なのは情報の限定と型のディープな掘り下げなのです。

ばらばらになった自分をフラを踊ることで修復できたのは、
ばらばらになった自分をフラという型に入れることで、
なくなってしまった自分の型が再生され、
自分を取り戻したということなのかもしれません。


アローハ♡

Related Posts with Thumbnails
このエントリーを含むはてなブックマークはてなブックマーク - 193 ”型”による解放と癒し このエントリをつぶやくこのWebページのtweets Share on Tumblr FriendFeedで共有