Life Rewards Action.(人生は行動に報いる)
この言葉の興奮とともに2008年は終わっていきました。
この言葉は勝間さんの言葉ではありません。
「Life Strategies」というPhilip Macgrawによって書かれた本の中に出てくる言葉で、
私が今だに時々つぶやく言葉です。
そのLife Strategiesの翻訳本は絶版になっていたのですが、
勝間和代さんが訳して「史上最強の人生戦略マニュアル」として再出版されました。
史上最強ってすごいですよね。
帯には、「間違いなく私が最も影響を受けた本の一つです」と書かれてあり、
インパクトも強かったです。
430ページもある日本語訳の本も読みましたが、
私が気に入ったのは、本よりもAudio Book の方でした。
著者のフィル自身が情熱的に語りかけてくれて心に入って来やすかったのです。
通勤中はずっと 聞いていました。
一字一句覚えるくらい聞きこんで、
毎朝毎夕ときに昼休みもフィルの叱咤激励に奮起して、
よし人生を変えるんだって意気込んでいました。
行動しなければ変わらない!
よしアクションを起こすぞ!と意気込んだものの、
何をアクションしていいのかわからず、
何もしないまま何か変な興奮だけはあって、
何かをやり遂げたかのような妄想にとりつかれていました。
まず、私が取り組まなければいけなかったのは
上司との関係でした。
なにがどう上司とうまく行かなかったか。。
セールスになる前の私は仕事に生き甲斐を感じて、
週末も好んで会社に行っているくらいでした。
とても尊敬できる上司にも恵まれて、働くことがとてもハッピーだったのです。
セールスになる前は営業部からちょっと離れていたので、
営業部に戻ってきたときは、以前までの尊敬できる上司はすでにいない状態でした。
その、私を今でも尚悩ませつづけることになる上司は、
これまで付いた上司とは全くタイプが違う上司で、
人間的に全く肌が合わなかったのです。
彼の特徴は、
1.まず、人をけなす。決まり文句は、
「こんなことをするなんてセンスがありません。」
どっちが。。。
2.部下をを他部署の人の前でさらしものにする。
部下のミスはかばうものじゃあないらしい。
会社のトップをCCに入れて報告するものなのね。
これは結構心理的にきくんですよね。。まずい方向へ。
3.わからないことを聞いても、教えない。
わからないことを聞いたときの決まり文句
「ふっ。(失笑して)そんなこともわからないんだ。」
「もっと出来る人かと思ってた。」
と言って教えない。なので、アクションが取れない。
多分、自分もわかってなかったと思われる。
素直に、俺もわかんね、と言ってくれればね。。かわいいのに。
4.得手勝手だ。
上司に聞いても教えてくれないから自分で考えたり
周りの人に聞いて行動すると
なぜ勝手にやるんだ!!と怒って、
「もういい!あとは俺がやる。」と言って
結局どのように彼が解決したのかは見せてくれないので
いつまでたってもその問題に対する対処法がわからない。
今もよくわからないものがあるよ。
5.すぐに人と比べる。
「こんなんじゃあ、○○さんをセールスにした方が良かった。」
「○○さんならもっとやってくれたかもなあ。」
私にはそういう追いつめは逆効果なんだよね。
6.脅す
「もうダメだ。あなたは社長に目を付けられている。
何の業績もあげていないあなたをこれ以上かばえない。」
おーい、かばうどころか、さらし者にされてるんですが。。
それにあなたも業績上げてないよね〜。とは言えず。
彼のマネジメントの下では新しく入って来た人が続かないと有名で
実際、何人も彼に耐えかねて辞めていったりノイローゼになったり、
他部署に移って行ったりしました。
当時、会社の状態もかなり悪かったので、
本当にリストラされるかもしれない、と、
彼の数々の脅し(多分彼的には叱咤激励だったんでしょう)に追いつめられてしまい、
一つ一つの行動が怖くなり、どんどん縮こまって行ったのでした。
聞けばののしられるか脅されるから上司に相談もできない。
同僚に聞いたら親切に教えてくれるけどその通りにやると怒られる。
女性セールスとしての失敗例になりたくなかったから必死で、
なんとかがんばろうとしたけど、私はかなり精神的に追いつめられていました。
それまで生きて来た中で、いい意味で厳しかった先生や上司はいたけど、
それは本当に私のためを思った愛ある厳しさがわかっていたし、
上の人や先生というものには、とことん好かれてきた私だったので、
上司とうまくやっていく、なんて発想は皆無だったんです。
普通にしていればうまくいってきたので。。。
なので、本当にどうしていいかわからず、ただただおびえる日々でした。
「アロハニアン、あの頃やばかったよね。」と親しい友人には言われます。
そんな、井戸の底で必死にあがいてもがいてるような私に分かっていたことはただ一つ。
上司は変えられない。なんとか自分を変えよう。ということ。
だから、Life Rewards Action.
フィルの叱咤激励で 行動を起こせば何かが変わるはず!
と思って自分を奮い立たせたけど、
何をしていいのか皆目検討が付きませんでした。
検討がつかないまま、2009年が幕を開けました。
間もなくして勝間和代さんが、「人生戦略セミナー」なるものを開催するというので、
これは行かないと!と思って、人生で初めてセミナーなるものに参加したわです。
つづく
