会社に行きたくない?
気合いが足りん!性根を入れろ!
と、昭和な時代なら一喝されるんでしょうね。
根性とか情熱とかだけでは乗り切れないのが会社員生活です。
きっとそれで乗り切れるのは20代までじゃないでしょうか。
会社に行きたくない。
もう辞めてしまいたい。
と思ったことがない人はいないでしょう
朝目覚めて、また満員電車で通勤して
また同じ顔ぶれと同じ一日が始まるかと思うと
今でも私はぞっとします。
会社員生活というのはとても奇妙だ。
どう見ても白に見えるものを黒ですと合意したり、
自分の流儀に反することも受け入れなければいけない。
自分の色がかすんで見えるようになったのはいつからだろうか。
きらきら輝いて生きて行きたいという望みは
会社に向かう瞬間から打ち砕かれたりする。
会社に着いて仕事が始まったら、
キラキラとかそんな言葉さえ浮かばないほど、仕事はタフでドライだ。
そして煩雑だ。
でも、私は会社員というスタイル以外でお金を稼ぐ方法を私は知らないし、
どんなに心枯れる思いをしても、お金を稼がなければ生活ができないので
会社に行くしかし方がない。
もう会社やーめた!と辞めてしまっても、生活に困るばかりなので辞められない。
生活はどこまでもリアルだ。
会社に行かなければ生活できなくなることはわかっていても、
会社に行きたくない、と思わない日はない。
その何の美しさもなくドライでタフで煩雑な所にいかに自分を向かわせるか?
それは決して気合いとか根性ではなく、
会社とか生活とかから離れた場所で自分の世界を持つ事なんです。
自分の世界とは自分を表現できる場所。
会社の外で、家庭の外で、自分の表現できる世界を持つ事が
自分という人間を回して行くエネルギーを与えてくれ、
ひいては自分を会社へ向かわせるエネルギーをともなるのです。
