がんばっていれば誰かが見てくれている、とは良く言われますし
私もそういう信念を持って働いてきましたが、
なかなかそうはいかず揺らぐことも多かったし、
腑に落ちて理解することができませんでした。
私の場合だと、直属の上司が口べたで誉めることを知らなくて、
口から出てくる言葉が嫌味なことばっかりなので、
どうせやったってまた嫌味を言われておしまいだしと全くやる気がでなかったり、
どうせアピール上手なあの子のことばかり取り立てるんだしと卑屈になったり、
信念がぐらぐら揺れるこの何年かでした。
でも、先日工場にお客を連れて行った時、
とある案件で私が結構必死でがんばっていたことを工場の人から感謝され、
「例の件、がんばってくれてたって部下の○○から聞いたよ、ありがとう」と言われたのです。
そのことで、誰かから何か声がけしてもらえるとも思っていなかったし、
自分としては当然と思ってやっていたことだったので、一瞬何の話かわからないくらいでした。
しばらくして、状況が飲み込めた私は、ちょっと感動して涙が出てしまいました。
いつもやり取りしている工場の方が、彼の上司に言ってくれてたんです。
私の直属の上司は、きっとそれに気づいてもいないでしょう。
「私は会社のためにこれをやりました!」とは一言も言ってないですから。
でも、まあ、メールのやりとりを見てればまあ分かる話ではあるんですけどね。
やるべきことは必ずやる。
それ以上プラスで出来ることは、出来る限りがんばる。
そうしていれば、直属の上司がセンス悪くてそのがんばりを見過ごしていても、
誰かが見てくれているんだと確信できました。
だから、安心して目の前にあることに自分ができる最善を尽くせばいいんだって、
何年か越しで腑に落ちて理解できたのです。
自分の最善を尽くしてがんばる=誰かが見てくれている
