嘘でいいから、お願いします。

「嘘でもいいから愛してると言ってほしい」、なんて切ないお願いではありません。
嘘でもいいから、”誉めて”欲しいのです。
そうすればきっとうまく行くのです。

昨日から予想していた、上司からの呼び出し。
一時間くらい時間をくれとのこと。
もちろん、私のことではないのはわかっている。

会議室に入る。

前置きなしに、今こじれてしまっている私のアシスタントについて、
「彼女が何をどう思ってるのか教えてほしい」とのことでした。

彼の執拗ないじめのようなダメ出しメールの数々に、
私のアシスタントはあんなにかわいい子なのに、もうクマはできるし、
朝は会社に来ようとすると具合悪くなるし、
彼にそのあほくさいいじめをなんとかやめてほしいと思っていました。

そして、昨日、恐れていた事態が。。
その私が見ても、 「あほじゃね?」と思わず声が出たほどの上司から彼女へのメールに、
彼女が反応してしまい、思ってるすべてをぶちまけてしまったのです。

あのメールじゃあ、誰だって頭おかしくなりますよ。とは言えず、
私は、彼女はこう考えていて、あのメールはこういう意味で、
ちゃんと状況を知りたいだけです。と伝えると、

「チャンスをあげてるのに、いつもそれをムダにする」というから驚き。

なんと、あの嫌味なメールや、ねちねち攻撃は、彼女への”チャンス”だったと言うのです。
いやいやいや、それはどう考えても違うでしょ〜とは言えず、
「きっと、全部誤解しています。全部否定されてると思ってるんです。
ちゃんとストレートにわかりやすく言えば出来る子なんです。
実際私との業務ではなんら支障ないですし、素直です。」

と、説明すると、
「おれも、その辺は、下手なんだけどさ〜。最近彼女人相も変わってきてるし」

と。。わかってたのなら、対処のしようがあっただろうに。。
事実、彼女は最近、逆切れがおおいし、素直でない。
私でさえ、耐えかねるときもある。
でも、そうさせてしまってるんですよ、上司であるあなたが。。

嘘でいいんです。
人は誉められたいのです。
「最近、成長してきたね」「よくがんばってるね」程度でいいんです。
そうすると、彼女も変われるんです。
しかも、結構劇的に変わるはずなんです。

このままでは、悲しい結末になりかねない。
私は何ができるかな。

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