閉じられたドアの向こうでは、何が起こってるかわからない。
さっきまで、人前でいちゃついていたカップルも、
ひとたびドアを閉めれば、 罵倒し合ってるかもしれない。
おちゃらけたように見える人が、
ドアの向こうでは、一人もくもく努力しているかもしれない。
いつも笑顔いっぱいで明るい人だけど、
家に帰れば、暴力夫が待ってるかもしれない。
人前では気の強い人が、
本当は、いつも何かにおびえて、膝をかかえて泣いて暮らしてるかもしれない。
派手に着飾って、派手な暮らしをしてる人の
財布事情が実は火の車かもしれない。
実際のところは、本当に当人にしかわからないけれど、
多かれ少なかれ、そういう、”人からは見えないドアの向こう側”の事情を
みなさん抱えているはずだ。
だから、人を過剰にうらやんだり、文句を言ったりすることにあまり意味はないと思うわけです。
逆に、自分のことをナルシストくらい見つめてるくらいでいいんじゃないかな。
人のことをとやかく思う時間は、非常にもったいない。
