まあ、ずっとうまく行っていない上司との関係ですが、
半年前くらいに入って来た私のアシスタントも
ようやくその上司のひねくれた性質を理解しはじめ、
最近はひどい嫌味なメールが彼女にも飛んで行ってたりして、
「こんなメールが来ちゃいました。」と、唖然としてる彼女に、
「気にしない気にしない。そういう人だから。」と、なぐさめたりする。
彼女と一緒に顧客訪問している途中の電車で、またその上司の話になり、
「アロハニアンさんは、本当にがAさん(上司)に複雑な思いがありますよね。
わかった、アロハニアンさんがAさんを誉めればいいんじゃないですか?」
と無邪気に言ったのだ。
私は、正直、なんで私が全く尊敬できない彼を誉めなきゃいけないんだと、
しかも過去のいろんな事情を知らない彼女に、
なぜそんな助言をされなきゃいけないのか、とムッとした。
その場は、流したけど、ずっとその言葉がひっかかっていた。
時間が経てば、案外そうなのかもしれない、と思う。
事情をよく知らないから、客観的に見えるものがあるんだろう。
誰かの言葉って、聞き流さないとやってられない事も多々あるけれど、
時に、物事を見る角度を変えるきっかけになることもあるのは確かだ。
