GWに私の様子を見に来てくれた母を、土曜の朝見送った。
見送った後は、いつも涙にくれる。
母と一緒にいると居心地が良すぎて、
他のことはどうでもよくなってしまうので、
いつもは離れているくらいが、私にはきっとちょうどいいんだと言い聞かせる。
いろいろあってつらい時、心のなかで、しらないうちに
「おかあちゃん。。」と語りかけてたりする。
震災後は、自分で気づかなくても緊張が続いているから、
GWは田舎に帰ってきてゆっくりしなさい、と両親が言ってくれたけど、
帰ってゆったりと甘えてしまったら、タフな日々へ戻れなくなる気がして、帰れなかった。
それなら、と母が上京してきてくれたのだけれど、
来てくれた途端に体調を崩してしまい、
おいしいものを食べに連れていってもあげられず、本当に残念。
私はそこに母がいてくれるだけで幸せだったんだけど。。
会社から帰ってきて、この部屋に母がいないことがさびしいけど、
母が帰ってしまったあとも、部屋には母のぬくもりがのこっていて、
GW明けのお仕事でぐったり疲れた私を、あたたかく包んでくれる。
そういえば、母に今年100歳になる柴田トヨさんの「くじけないで」という詩集をあげたら、
なんだか、いろいろ思うところある様子。
「トヨさんは92歳から詩を書き始めたんだから、
おかあちゃんも、今からでも何か形に残して行った方がいいよ。
刺しゅうでも手芸でも何でもいいんだから。」
と、気づいたら何度も何度も繰り返し、熱く語っていた。
