「こんな内容のメールを全員に出すなんて、あなたはセンスがなさすぎです。」
という上司からのダメだしがメールで返ってきたら、あなたはどう感じますか?
確かに、その内容は、その上司にだけ出すべき、結構センシティブな内容であったので、
CCに入っていた私は結構驚いたわけですが、
でも、そんな風に言わなくたって、、と 怒るというよりは、とても悲しかった。
そのメールをもらった人は落ち込むだろうし、見てるわたしもいやな気分になったし、
いつもそういう風に人の気分を害するような表現しかできない上司にも
もうなんだか嫌気がさして、とても悲しい気分になったのです。
アロハが足りないのです。
本田直之さんが監訳されている、「アロハ・マネジメント」では、
ハワイの価値観をビジネスに生かす18の法則が、
18のハワイ語とともに紹介されています。
フラを習っているので、常々、ハワイのアロハをオフィスで広げたい、
アロハを持って働きたい、と思っていますが、
やはり、オフィスの長にアロハがなければ、そのオフィスはかなり居心地の悪いものになるでしょう。
アロハとは、無条件の愛のことです。
本書には、「優秀なマネージャーになるためには、アロハの意思を分け与えなくてはいけない。
自分のスタッフは優秀で、信頼を置くに値し、立派に仕事ができると信じる必要がある。」
と書かれています。
上司に無条件の愛までは求めませんが、
やはりそのくらいの大きな心で失敗する部下を包み込んでほしいものです。
アロハがある人には、人が自然とついていきますし。
でも、まあ、もう上司はほっておいて、私がアロハを蔓延させようと、決意した私ですが、
じゃあ、上司って何なんだろうなあ、とまた大きな疑問がわいてきたけど、あまり考えないようにしようっと。
私が強く言いたいのは、オフィスはみんなが気持ちよく働けるようにマネジメントされるべきだということ。
それはマネジメント側の仕事のひとつなのです。
意地悪をしたり、嫌味をいったり、ネチネチいじめたりすることは、仕事ではありません。
アロハ・マネジメント |
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ローザ・セイ 本田 直之
講談社 2009-03-17 |
